レベル補正

二つの色レベルを同時に動かす

ガンマ補正からの続きです(カラーチャートは前ページのものを使用)。
GIMP2.8のカラーレベルで右端のスライダーを128にガンマをにしたら、どんなカーブになり、その計算式はどうなるかがこのページのテーマ。どんな曲線になるかは「トーンカーブの調整」を見ると分かる。右端のスライダー位置を最大から128にすると言う事は128以上の数値が全て最大値になってしまうと言う事。ここでガンマが1ならば0から128まで直線的に大きくなるのだが、ガンマ2だとべき関数の動きになる。まずガンマ1の時を見てみよう。 上の図で128未満を見るとオリジナルの丁度2倍になっています。 ガンマ2だと、前ページのべき関数の曲線だ。するとこの場合は0から128までの直線に対してべき関数を割り当てればいいのか。

エクセルではどうなる

ガンマ1のまま右スライダーの位置を最大から128にした時の値が第1段階。この時、128までの値はカラーチャートで表示されているRGB値に2倍すると求められると考えて、エクセルの関数式を=B2*2(B9)とした。 これを念頭において、ガンマ2時のRGB値を次のようにした。(B9とC9が決まればあとはオートフィルでOK)

=(B9/256)^(1/A9)*256

計算結果の実証

さて、これで果して51→161.6、64→181.0、102→228.5 となるであろうか。グレイ(051,051,051)の値は51が161になった。(計算値161.6) グリーン(000,064,064)は64が180になった。(計算値181.0) ここのグレイ(102,102,102)は102が226になった。(計算値228.5) ここで出た結果は前ページほど合ってはいない。では他のソフトではどうか。PhotoShopでこの102でやって見ると228(計算値228.5)となった。こちらの方が計算値に近い。FireWorksでは227(計算値228.5)になった。こう見て行くとソフト間のバラツキも少しある事が分かった。

実験を終えて

これらの結果から判断すると、計算式を導いた考え方は概ね合っているように思える。むかし作ったカラーチャートが役立ってよかった。
今回は計算をし易くするため、極端な例でやったが、要はどこのポイントであれ、大体のイメージが掴めればいいと思う。
いまアーカイブになって、外付けハードディスクの中に眠っているものの中にこれ以上のお宝があるかも知れない。今度、整理して見よう。

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